軽貨物のフィールドジャパン（千葉）が自己破産申請

M&A帝国データバンク（TDB）によると、千葉県習志野市の軽貨物運送会社「フィールドジャパン」は5日に千葉地裁へ自己破産を申請、翌6日に破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は島田直樹弁護士（千葉市中央区）。債権届け期間は4月7日までで、財産状況報告集会期日は6月9日午後1時30分。

同社は、2004年3月設立の軽貨物自動車運送業者。コンビニエンスストアや一般個人向けに書籍、新聞、家具、家電製品、食料品などの配送業務、郵便関連の輸送業務を手掛けていた。東京都三鷹市、横浜市鶴見区、仙台市青葉区などにも営業所を開設して徐々に業容を拡大、12年6月期には売上高10億8000万円をあげていた。

しかしこの間、得意先からの受注単価の下落傾向が続いていた上、業容拡大に伴う経費負担、外注費が膨らみ赤字決算を散発、燃料費の高騰もあって財務面は債務超過で厳しい資金繰りが続いていた。負債は債権者150人に対し4億5000万円。