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外貿コンテナ貨物量も最高記録、名古屋港管理組合調べ

名古屋港、13年の外貿貨物量が過去最高を更新

2014年3月12日 (水)

国内名古屋港管理組合は12日、2013年の名古屋港港湾統計(通年、速報値)を発表した。

入港船舶は3万2614隻(前年比3.3%減)、総トン数は2億3319万トン(0.6%減)と、隻数、総トン数ともに前年実績を下回った。総取扱貨物量は2億824万トン(2.8%増)と、4年連続の増加となった。2年連続で2億トンを突破し、02年から12年連続で全国1位となったほか、貿易額でも4年連続で全国1位となった。

貨物量のうち、外貿貨物の輸入はLNG(液化天然ガス)、原油などの減少で8263万トン(2.4%減)となったが、輸出は自動車部品、鋼材などの増加により、5798万トン(5.8%増)へと増加。全体では1億4061万トン(0.8%増)と、外貿貨物量の最高記録を更新した。

内貿貨物は、移出が3493万トン(6.1%増)、移入が3270万トン(8.5%増)とともに増加し、全体で6763万トン(7.2%増)と前年実績を上回った。

外貿貨物のうちコンテナ貨物は、輸出が自動車部品、産業機械などの増加で2360万トン(4%増)、輸入が衣服・身廻品・はきもの、自動車部品などの増加で2457万トン(2.1%増)となり、輸出入合わせた外貿コンテナ貨物量は最高記録を更新した。

また、コンテナ取扱個数は、外貿が253万TEU(1.5%増)と増加し、外内貿合わせて271万TEU(2%増)と前年実績を上回った。外貿貨物の国別取扱貨物量は、輸出で対中国が増加に転じ、668万トン(6.3%増)で1位(7年連続)となった。対米国は化学薬品、石油製品などの増加により、468万トン(5.3%増)で2位に返り咲いた。アラブ首長国連邦は完成自動車などの増加により、442万トン(8.6%増)と3位になった。

このほか、昨年2位のサウジアラビアが完成自動車などの減少で410万トン(9.3%減)の4位、オマーンが365万トン(3.1%減)で5位となった。

一方、輸入は1位のオーストラリアがLNG(液化天然ガス)などの減少により1578万トン(1.7%減)、2位の中国は1151万トン(0.4%増)、3位がカタールで1131万トン(5.3%増)、次いでサウジアラビアが532万トン(14%減)で4位、米国が459万トン(6.7%減)で5位となり、上位国の順位変動はなかった。