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矢崎ES、タイのアルミ電線供給基盤を増強

2026年8月25日 (火)

荷主矢崎エナジーシステム(東京都港区)は25日、タイ・サムットプラーカーン県に建設していたタイ矢崎電線のアルミ新工場が完成し、8月19日に開所式を開催したと発表した。新工場の稼働により、アルミ電線の生産量を現状の約3倍に増強する。タイで拡大する送配電用電線の需要に対応するとともに、自動車向けアルミハーネスの供給基盤としても活用する。

新工場では送電用電線、配電用電線、自動車用電線を生産。敷地面積は14万5464平方メートル、工場建屋面積は2万1791平方メートルで、従業員数は270人。8月中の稼働を予定している。

▲アルミ新工場(出所:矢崎総業)

タイでは電力需要の増加を背景に、送電線網や配電線網の整備が進められている。タイ矢崎電線の既存アルミ工場は供給量が上限を迎えており、生産能力の増強が課題となっていた。新工場ではアルミ線とアルミ合金線を生産し、タイの電力公社が整備する送配電網向けを中心に供給する。新設備の導入によって生産効率や品質の向上、環境負荷の低減も図る。

自動車分野では、車両の軽量化とそれに伴う環境負荷低減を狙い、今後、自動車向けアルミハーネスの拡大が予想されている。同社はアルミハーネスについても新工場を供給基盤とする方向で取り組む。

タイ矢崎電線は1962年に設立され、同年にサムットプラーカーン県で工場を完成した。同拠点は矢崎グループ初の海外拠点で、現在、同グループはタイで、ワイヤーハーネスやメーターなどの自動車部品を製造するタイ・アロー・プロダクツを含め5社を展開している。

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