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河出書房新社、コールドチェーンの歴史と未来を解説

2026年8月26日 (水)

(出所:河出書房新社)

荷主河出書房新社(東京都新宿区)は26日、冷蔵・冷凍技術が物流や食生活、産業に与えた影響を解説する書籍「冷蔵庫 『冷やす箱』が起こした物流革命」を刊行した。著者はジャーナリストのニコラ・トゥイリー氏、翻訳は小坂恵理氏。税込定価は3498円。

同書は、家庭用・業務用冷蔵庫だけでなく、冷蔵・冷凍トラックやコンテナ、大規模な低温倉庫などを取り上げ、食品を低温のまま生産地から消費地まで運ぶコールドチェーンの発展を紹介する。天然氷の利用から機械式冷却、家庭用冷蔵庫に至る技術革新とともに、低温物流が食品供給やビジネス、消費者の食生活をどのように変えてきたかをたどる内容だ。

また、冷蔵車両による長距離輸送や機械式冷却を利用した海上輸送、冷蔵・冷凍コンテナ「リーファー」の誕生などを扱う。パレットやフォークリフトを活用する低温倉庫の発展、中国でのコールドチェーン拡大などにも触れ、低温管理技術が食品の国際流通を支えるインフラへ成長した過程を解説している。

一方、コールドチェーンが抱える課題にも焦点を当てた。食品廃棄や温室効果ガス排出、低温物流網が十分に整備されていない地域での食料保存などを取り上げ、冷蔵・冷凍技術の将来についても論じている。

原書「Frostbite」は2025年のジェームズ・ビアード賞リテラリー・ライティング部門を受賞したほか、米スミソニアン誌と英ニュー・サイエンティスト誌の年間ベストブックにも選出された。

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