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郵船ロジ、マレーシアでコールドチェーン事業に本格参入

2017年1月26日 (木)

ロジスティクス郵船ロジスティクスは26日、同社マレーシア法人のTASCO社が同国でコールドチェーン事業を展開する物流会社「Gold Cold Transport」(GCT)とMILS Cold Chain Lgistics(MCCL)をそれぞれ買収すると発表した。これによりコールドチェーン事業へ本格参入し、海上・航空貨物輸送、コントラクト・ロジスティクスを組み合わせ、さらなる事業拡大を図る。

GCT社は、3万1000平方メートルの冷蔵・冷凍倉庫と174台のリーファートラックを保有しており、主に冷蔵・冷凍食品を取り扱う物流会社。難易度の高いアイスクリームの取り扱いで高いシェアを持っている。

MCCL社はポートケラン港のWestportに隣接したエリア内に冷蔵・冷凍倉庫7000平方メートルを保有。同エリアはすべて「Free Commercial Zone」で、税関や港湾局にも隣接する好立地となっている。

郵船ロジは、近年Westportでのコンテナの取り扱いが増加していることから物流需要を見込み、MCLL社に加えこの冷蔵・冷凍倉庫と同エリアの敷地16万平方メートル、常温倉庫3万1000平方メートルも買収する。

また、今回買収した2社はハラール物流にも対応しており、TASCO社と連携したハラール物流サービスも可能となっている。さらに今回取得した土地・施設を「戦略的物流施設」に位置付け、取り扱い拡大を図る。