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高山、東京ロジファクトリーが利用、稼働率100%

プロロジス、埼玉・川島町に新物流施設竣工

2014年3月18日 (火)

拠点・施設プロロジス、埼玉・川島町に新物流施設竣工プロロジスは18日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク川島2」を竣工したと発表した。同日開催した竣工式には、テナントの高山から富永孝之社長や東京ロジファクトリーの井上操社長らが出席した。同施設は竣工に先立ち、既に入居率100%となっている。

圏央道の川島ICから300メートルの「川島インター産業団地」内に建設、24時間操業に対応する。圏央道は既に接続している中央自動車道と関越自動車道に加え、2014年度以降に東名高速道路、東北自動車道と接続する計画で、東日本全域だけでなく、中部や西日本地域へのアクセスが大幅に向上する見込み。

圏央道のほか、国道254号バイパスなど一般道による都心部へのアクセスにも優れる物流適地で、同社が新施設に隣接して開発したマルチテナント型施設「プロロジスパーク川島」(延床面積16万6870平方メートル)も、稼働率100%となっている。

施設はワンフロアが4000坪、1階と2階にトラックバースを備える3階建てのマルチテナント型施設で、2階のトラックバースは上り、下り専用のスロープを備え、ワンウェイで車両がアクセスできる。庫内は梁下有効高を6.5メートル確保して保管効率を高めており、流通型、加工型のほかに保管型物流施設としても対応する。特に1階は床積載荷重が1平方メートルあたり1.8トンとなっており、2.5トン用フォークリフトを使用できるため、多様な物流活動に適している。

また、入居企業の事業継続性への配慮として、プロロジスがマルチテナント型施設の標準仕様としている緊急地震速報システム、衛星携帯電話を導入。3階外壁に非常用搬出入用開口を設置し、災害時、停電時に荷物用エレベーター、垂直搬送機が使用困難に陥った場合の荷物の出し入れも可能とした。

さらに、同社がグローバルで推進している「環境負荷を低減した物流施設開発」の一環として、共用部全域と専用部の事務所と車路へLED照明を、共用部のほぼ全域に人感センサー照明スイッチを採用し、照明の消費電力の削減を図った。CASBEE埼玉県ではAランクの評価を得ており、1183キロワットの大規模太陽光発電システムを秋までに導入する計画となっている。

■「プロロジスパーク川島2」の計画概要
名称:プロロジスパーク川島2
所在地:埼玉県比企郡川島町かわじま
敷地面積:2万8103.12m2(8501.19坪)
延床面積:4万5670.91m2(1万3815.45坪)
構造:RC造、S造地上3階建
着工:2013年4月
竣工:2014年3月