サービス・商品テトラパック(スイス)は6日、スペイン水産食品メーカーのジェアルサとの協業で、業界初となる常温保存可能なツナ製品向け紙容器を6月17日に発表したと明らかにした。紙容器「テトラ・リカルト」を採用し、従来の缶に代わる包装形態として、物流や倉庫保管、EC(電子商取引)での作業効率向上にもつなげる。2026年5月にスウェーデンで200ミリリットルの「Mini」を発売しており、今後は世界の食品メーカーやブランドへの展開を予定する。
テトラ・リカルトは直方体形状で、省スペースで積み重ねて保管できる点が特徴。高い耐久性とコンパクトな形状により、倉庫での保管や物流の効率化が期待できるほか、EC事業者にとってピッキングや梱包を行いやすく、ECや宅配サービス、ミールキットにも適している。小売店舗では売り場スペースを効率的に活用でき、棚1メートル当たりに陳列できる商品の増加にもつながるとしている。

(出所:日本テトラパック)
環境面では、同社によるとCO2排出量はスチール缶と比べて85%、ガラス瓶と比べて83%低い。容器には最大71%のFSC認証材を使用する。常温保存可能なツナ製品市場は、長期保存できるタンパク源への需要拡大などを背景に、2030年までに約12%成長し、124億個規模に達すると予測している。
国内では、日本テトラパックの御殿場テクニカルセンター(静岡県御殿場市)にテトラ・リカルト製品のテスト設備を設けている。缶やパウチから紙容器へ切り替えた場合の品質評価や、容器の特性を生かした製品開発に対応する。食品メーカーによる国内での製品開発や市場投入に向けた評価を支援する。
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