リンコー、ホテル大佐渡の全株式譲渡

財務・人事リンコーコーポレーションは30日、佐渡島でホテル事業を運営する子会社「ホテル大佐渡」の全株式を4月26日にサンフロンティア不動産（新潟県佐渡市）グループへ譲渡する、と発表した。譲渡額は非公表。

ホテル大佐渡は、佐渡島を代表するホテルの1つとして長年ホテル業を営んできたが「佐渡島内で宿泊施設、観光関連の経営資源を持つサンフロンティア佐渡、サンフロンティアホテルマネジメントの経営に委ねることが最適」と判断した。

これに伴い、リンコーコーポレーションは今3月期の個別決算に関係会社評価損2億1900万円、連結決算ではホテル大佐渡の固定資産減損損失8700万円をそれぞれ特別損失に計上する。

今期決算の見通しについて、同社は2月5日に売上高139億円、営業損失7億円、最終損失17億円の予想を公表しているが、今回の譲渡による廉潔業績への影響については「その他の要因を含め精査中であり、修正が必要な場合は速やかに開示する」としている。