山九、名古屋市にテント6棟の物流拠点を開設

拠点・施設山九は25日、名古屋市南区で4月1日に新たな物流拠点「新名古屋物流センター」の営業を開始すると発表した。

新センターは、三井化学名古屋工場の敷地の一部を借り、国内倉庫と輸配送機能の強化、事業領域の拡大を狙うというもの。同物流センターはテント型倉庫を6棟で構成し、倉庫面積は合わせて5946平方メートルを確保する。

6棟の倉庫面積はそれぞれ991平方メートルで、このうち5棟を常温倉庫、1棟を定温倉庫とする。テント素材は光触媒コーティングによる表面処理を行い、高い防汚性を実現。庫内を明るく保つことで照明などのコスト削減を図る。

さらに、酸化チタン膜材などを使用し、日射反射率を向上させることで、倉庫内温度の上昇緩和、紫外線カットによる保管物の色調劣化を軽減。通常のテント型倉庫に比べて機能性を向上させることに成功した。

主に指定可燃物や一般雑貨品を取り扱うが、多様な顧客を視野に入れて倉庫機能や流通加工、輸配送業務なども行う方針。

現地は国道23号線や名古屋高速3号大高線の笠寺出入口、名古屋コンテナターミナルなどに近い。

■新名古屋物流センターの概要
所在地：愛知県名古屋市南区丹後通5-1（三井化学名古屋工場構内）
営業開始日：2014年4月1日
社員数：10人
倉庫仕様：テント型倉庫6棟
合計倉庫面積：5946平方メートル（常温倉庫5棟、定温倉庫1棟）
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