荷主旭テックは10日、同社の電力機器事業を会社分割し、100%子会社の旭テックTDMに4月1日付で統合すると発表した。
旭テックは、新興国の自動車関連分野の旺盛なニーズに対応するため、自動車部品を中心とする素形材事業に経営リソースを集中する必要があるとして、今後の環境変化にあわせて将来のM&Aによる独立も視野に入れた第1フェーズとして設立した旭テックTDMに、吸収分割することを決めたもの。
旭テックの電力機器事業は、同社グループの主要事業である自動車・トラックや建設機械の素形材事業とビジネスの形態が異なるため、将来の成長戦略を機動的に模索していくためには、独立性のある経営を目指す必要があると判断した。