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1年でアジア太平洋の物流施設規模32%拡大

三井倉庫HD、中国・上海で4.4万m2の3温度帯拠点稼働

2014年12月9日 (火)

ロジスティクス三井倉庫HD、中国・上海で4.4万m2の3温度帯拠点稼働三井倉庫ホールディングスは8日、上海錦江航運集団との合弁会社「上海錦江三井倉庫国際物流」が上海で建設していた延床面積4万4000平方メートルの新物流施設が同日竣工し、本格稼動を開始すると発表した。

新倉庫は、世界最大の貿易港となった上海港の外高橋コンテナターミナルの背後地エリアに4万7000平方メートルの土地を確保して建設したもので、上海の物流事業の中心拠点として運営していく。

三井倉庫HD、中国・上海で4.4万m2の3温度帯拠点稼働常温、定温(15-20度)、低温(3-5度)を備えた3温度帯の保管機能、非常時に備えた自家発電設備を完備し、日系警備会社による24時間体制の監視、監視カメラの設置、電子錠による入場制限など機能・セキュリティ面の配慮が行き届いた施設となった。

上海港外高橋コンテナターミナルの背後地の立地を生かした輸出入貨物の拠点として、定温、低温倉庫で食品や医療機器の保管、一般倉庫で流通加工業務など「高機能大型倉庫ならでは」の施設・機能を生かした幅広いサービスメニューを提供する。

同社グループでは2月にタイ、7月に韓国で新拠点が稼働しており、今回の中国のほかにもインドネシアなどで新・増設を進めている。これらの新・増設がすべて完成すると、同社のアジア太平洋地区の物流施設規模は、昨年12月末時点の33万7000平方メートルから44万8000平方メートルへと32%増加する見込み。

倉庫施設の概要
名称:上海錦江三井倉庫
所在地:上海市浦東新区申東路251弄6号
施設:延床面積計4万4000平方メートル