財務・人事SGホールディングス(HD)は7日、2026年3月期の通期業績予想を修正した。売上高は前回予想から180億円減の1兆6350億円、営業利益は据え置き、最終利益を20億円増の590億円とした。主力のデリバリー事業とロジスティクス事業の上方修正を、グローバル物流事業の下方修正が相殺する形となった。
同日発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比10.5%増の7825億8200万円、営業利益は同1.5%減の385億4600万円、最終利益は8.8%減の232億4200万円だった。
デリバリー事業では、取扱個数が1.8%増の6億5900万個に拡大。BtoB・BtoC双方で荷動きが改善し、特に越境EC(電子商取引)や低温物流の伸びが寄与した。EC事業者との競争が激化するなかでも、適正運賃の収受やネットワーク最適化を進め、売上高は3.5%増の5086億8200万円、営業利益は4.1%増の303億9100万円と堅調に推移した。
ロジスティクス事業は、C&Fロジホールディングスを吸収した名糖運輸を連結対象に加えたことが寄与。既存3PL事業でも生産性向上と料金改定効果が表れ、売上高は2.5倍の1034億500万円、営業利益は2倍の36億1100万円と大きく伸びた。
一方、グローバル物流事業は米国の通商政策や中国経済の減速による需要低迷が直撃。海上・航空運賃の下落に加え、人件費上昇や円高が重しとなり、売上高は4.8%増の1397億9400万円にとどまり、営業利益は62.8%減の7億2900万円に落ち込んだ。
不動産事業は前期の資産売却の反動で、売上高が78.6%減の34億5800万円、営業利益は55.9%減の23億6700万円となった。その他事業は新車販売やシステム受託の増加で増収増益だった。
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