米TRW、EPBの提供先を小型トラックに拡大

荷主TRWオートモーティブ・ホールディングス（米国ミシガン州リボニア）は6日、軽量化と多機能化を実現する電動パーキングブレーキ（EPB）の提供を小型トラック市場向けに拡大すると発表した。

まず2017年から北米市場で小型トラックの量産車向けに、高荷重対応EPBの提供を開始する。

EPBを導入することで、機械式のパーキングブレーキレバーやペダル、ブレーキケーブルが不要になり、すべてがシンプルなボタンやスイッチ、配線に替わって車室内スペースの自由度が増すことから、車体の組み立てが簡素化され、インテリアデザインの柔軟性と軽量化につながる。

TRWは全世界で累計5000万以上のEPBキャリパーを提供しており、大型乗用車、小型トラック、中型SUV向けの18.5キロニュートン（kN）から25kNの高荷重版まで、高い締め付け荷重に対応している。