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GEとドコモ、遠隔地の道路監視などIoT分野で提携

2015年7月9日 (木)
▲提携イメージ(出所:ゼネラル・エレクトリック)

▲提携イメージ(出所:ゼネラル・エレクトリック)

サービス・商品GEエナジー・ジャパン(GE)とNTTドコモは8日、GEの産業用機器向けワイヤレスルーター「MDSオービットプラットフォーム」とドコモの通信モジュールを連携させた新たなIoTソリューションを提供すると発表した。同日付で業務提携に向けた覚書を交わした。

これにより、インフラ設備を持つ民間企業や自治体などの顧客に対し、遠隔地の道路や橋梁、プラントや電気・ガス・水道などの設備にドコモの通信モジュールを内蔵したGEの「オービット」を設置することで、インフラ設備の温度や振動などの稼働データをリアルタイムに監視できる仕組みを提供する。

オービットで取得したデータを、ドコモがIoTクラウドプラットフォーム「Toami」(トアミ)上で提供するアプリケーションと連携させることで、顧客はインフラ設備の稼働データをスマートフォンやタブレットなどを通じて管理し、故障防止に向けた予兆診断や老朽施設の保全に役立てることができるようになる。

オービットは、産業用機器のデータ通信を行うための高度なセキュリティ技術と「クラスIディビジョン2」認証を受けた堅牢な筐体を採用したワイヤレスルーターで、優れた耐環境性によって設置場所や地形などの環境に影響されることなく、安全に通信する。

クラスIディビジョン2は、爆発の危険性物質が扱われている危険区域のうち「通常はコンテナなど密閉された場所」か「閉鎖的な空間」で管理・処理され、偶然の事故やコンテナなどの破壊、機器の異常などによる以外、危険性物質が漏出することのない場所を指す。