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高レベル放射性廃棄物輸送船、近く英国出港

2015年7月23日 (木)

荷主電気事業連合会と日本原燃は22日、高レベル放射性廃棄物を固化させた返還ガラス固化体124本を輸送する船舶「パシフィック・グリーブ号」が、英国から青森県六ケ所村に向けて近く出港すると発表した。

今回の積荷はガラス固化体輸送容器5基で、容器にはガラス固化体合わせて124本が入っている。内訳は東京電力分が48本、関西電力分56本、九州電力分20本。

ガラス固化体は、核燃料サイクル工程の最後の段階となる地層処分を行うための最終梱包・処理形態で、ステンレス製の容器へガラスとともに融解した高レベル放射性廃棄物を注入・固化させたもの。

電力3社は昨年4月から11月にかけて、安全性の確認などを行っており、日本原燃と原燃輸送は今月15日に原子力規制委員会から輸送物の安全性の確認を得ている。