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ニトリ、通販物流拠点に国内初の「ロボット倉庫」導入

2016年2月26日 (金)

サービス・商品ニトリホールディングスと物流子会社のホームロジスティクスは、通信販売チャネル専用の物流拠点「通販発送センター」(川崎市川崎区)に国内初の”ロボット倉庫”を導入する。

ニトリ、通販物流拠点に国内初の「ロボット倉庫」導入

ニトリ、通販物流拠点に国内初の「ロボット倉庫」導入同社が導入を決めたのは、積み木型の自動倉庫「オートストア」と段ボールを自動で成形する「ボックスオンデマンド」。

ノルウェーのヤコブ・ハッテランド・コンピューターが開発したオートストアは、専用コンテナを高密度に収納し、ロボットがコンテナの出し入れを行う自動倉庫型ピッキングシステムで、格子状に組まれた支柱・梁(グリッド)、専用コンテナ(ビン)、ロボット(電動台車)、ピッキングステーション(ポート)のモジュールで構成する。

ニトリ、通販物流拠点に国内初の「ロボット倉庫」導入日本では岡村製作所がヤコブ社と2014年に販売契約を結び、同年9月から多品種少量のロングテール商品を扱う通信販売業界の物流拠点、メーカーの保守部品サービスセンターなどをターゲットに国内向けの販売を開始していた。

このロボット倉庫は、グリッド内に隙間なくコンテナを積み上げて収納する構造となっているため、高密度保管が可能で、同数のコンテナを保管する場合の必要なスペースは、スタッカークレーン式自動倉庫の2分の1、平置き棚の3分の1で対応できる。

また、ニトリの通販発送センターが併せて導入するボックスオンデマンドは、イタリアのパノテック社が製造する、商品を計測してジャストサイズの箱を1個から製造するシステムで、日本ではタナックス(京都市下京区)がアジア地区総販売代理店となっている。