荷主日野自動車は7日、小型トラック「日野デュトロ」に車線逸脱警報、衝突被害軽減ブレーキを装着する改良を施し、5月6日に販売開始すると発表した。
日野は、安全装備を標準装備として普及を促進することが交通事故削減に効果的と考え、新たに衝突被害軽減ブレーキ(PCS)と車線逸脱警報を標準装備とした車型を設定し、既に標準装備としている車両安定制御システム(VSC)や電動パーキングブレーキとあわせて、安全装備の一層の充実を図った。
PCSは、フロントバンパー中央に装着したミリ波レーダーに加え、フロントウインドウの上部中央に単眼カメラを装備しており、歩行者を検知することが可能。低速で走行する先行車や、歩行者を含む停止障害物に対して衝突回避、衝突被害軽減を支援する。また、単眼カメラは車線逸脱警報の車線認識センサーの機能も持つ。
今回販売開始となる日野デュトロのディーゼル車・ハイブリッド車は、ASV減税、エコカー減税の対象となっており、PSCとVSC両方を装備している場合、取得税は取得価額から525万円控除、重量税は75%減税される。VSCのみでは、取得税は取得価額から350万円控除、重量税は50%減税となる。
■東京地区希望小売価格(代表車型)
車名・形式・仕様 | エンジン・トランスミッション | 最大積載量 | 価格(税抜、円) |
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日野デュトロ TKG-XZC605-TQMMBM 標準幅キャブ、標準長ボディ全低床、スタンダードグレードPCS標準装備 カーゴ完成車 | N04C-UN 100KW(136PS) 5速MT | 2トン | 3,995,500 |
日野デュトロ ハイブリッド TSG-XKU710-TQUQCM ワイドキャブ、ロングボディ全低床、スタンダードグレード カーゴ完成車 | N04C-UL 110kW(150PS) Pro Shift Ⅴ(5速AMT) | 3トン | 5,551,740 |