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全ト協「WebKIT普及しつつある」

4月の成約運賃指数が過去最高、上昇傾向続く

2016年5月9日 (月)

調査・データ全日本トラック協会(全ト協)と日本貨物運送協同組合連合会(日貨協連)が9日発表した、4月の求荷求車ネットワーク成約運賃指数は116となり、昨年4月の115を1ポイント(P)上回った。2010年以降、4月としては過去最高で、14年から3年連続で上昇を続けている。

■成約運賃指数(月別)の推移(全ト協資料を基にLOGISTICS TODAY作成)
4月の成約運賃指数が過去最高、上昇傾向続く

また、4月末時点の「WebKIT」加入者数は、昨年4月末時点から8%増えて4026となり、前月比でも0.5%増と増加傾向をキープ。この状況に全ト協・日貨協連では「中小事業者に徐々にWebKITが普及しつつある」との感触を得ているようだ。

加入者数は10年3月末の2720から48%増と一貫して増え、荷物と車両のマッチングが成功した件数は5年で55.2%増(15年3月末)と、加入増を上回っている。ただ、足下の成約率は2.2P減の18.3%と伸び悩んでおり、登録件数の伸びに荷物を求める車両数が追いついていない状況が続く。

運賃指数の上昇は特に荷物重量4トン以下の車両に顕著で、4トン以下に限定した運賃指数は118.5と、4トン超の112.6を4P近く上回った。