DHL、絶滅危惧種のヒガシクロサイを輸送

話題DHLはこのほど、チェコからタンザニアへ3歳のメスのヒガシクロサイ「エリスカ」を輸送したと発表した。エリスカは絶滅の危機に瀕した動物を支援する団体によるプロジェクトの一環として、タンザニアの自然公園に移された。

「彼女」は2012年、チェコのドブルクラロベ動物園で誕生し、輸送時の体重は900キロとなっていた。輸送にはDHLが擁する40人の専門スタッフがかかわり、陸上・航空輸送を組み合わせて5か国で通関を行った。8時間・6546キロに及ぶ輸送時には、5枚のパレットに水、エサ、必要な器具を積載したという。

動物園の担当者は「エリスカの出発は残念で、ほろ苦い瞬間だったが、この重要な保全プロジェクトに参加できたことと、彼女が自然の生息地に適用するのを見られることには満足している」と話した。ヒガシクロサイの生息数は世界で800頭。