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NEXCO中、重量違反で運送会社6社を一挙告発

2016年9月14日 (水)
NEXCO中、重量違反で運送会社6社を一挙告発
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事件・事故高速道路機構(日本高速道路保有・債務返済機構)とNEXCO中日本(中日本高速道路)は14日、車両制限令で定められた一般的制限値(25トン)を大幅に上回る車両総重量の大型トレーラーを走行させていたとして、連名で運送会社4社を神奈川県警と岐阜県警の高速隊に告発した。7日にも同じ容疑で2社を告発しており、2週間に満たない期間に6社を集中告発し、減らない違反行為に厳しく臨む姿勢を示した。

NEXCO中、重量違反で運送会社6社を一挙告発02告発を受けた運送会社6社のうち、重機運輸機工(千葉県浦安市)は2015年4月14日に「車両総重量82.05トンで大型トレーラーを通行させていた」として、NEXCO東日本が千葉県警に告発しているが、その後再び「悪質な違反が確認された」ことから、改めて告発することにした。

車両総重量の大幅超過を理由に高速道路会社による警察への告発が相次いでいるのは、2015年1月に国土交通省が「車両総重量が基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者に対しては、その事実をもって告発を行う」とする厳罰化方針が打ち出されたのを受けた動き。

NEXCO中、重量違反で運送会社6社を一挙告発

違反していたのは重機運輸機工のほか、田和通商(佐賀県有田町)、アスリートトラフィック(愛知県阿久比町)、長島運輸(東京都江東区)、横田重機(千葉県船橋市)、新東京運輸(神奈川県愛川町)――の合わせて6社。民営化後、NEXCO中日本が同じ容疑で警察に告発したのは、今回の6件を含めて累計15件となった。違反した運送会社の違反内容と告発日、違反場所、違反日時は次の通り。

NEXCO中、重量違反で運送会社6社を一挙告発

会社名告発日違反日時違反場所告発先違反時の車両総重量(カッコ内は超過重量)
重機運輸機工※2回目の告発9月7日2月18日17時26分頃中央自動車道上り線八王子本線料金所警視庁高速道路交通警察隊78.7トン(53.7トン)
2月18日17時38分頃中央自動車道上り線八王子本線料金所警視庁高速道路交通警察隊63.2トン(38.2トン)
田和通商9月7日5月31日13時10分頃伊勢湾岸自動車道みえ川越インターチェンジ三重県警察本部高速道路交通警察隊65.1トン(40.1トン)
アスリートトラフィック9月14日1月26日9時58分頃名神高速道路岐阜羽島インターチェンジ岐阜県警察本部高速道路交通警察隊50.1トン(25.1トン)
長島運輸9月14日3月1日11時13分頃首都圏中央連絡自動車道寒川北インターチェンジ神奈川県警察本部高速道路交通警察隊52.2トン(27.2トン)
横田重機9月14日4月27日20時3分頃東名高速道路下り線東京本線料金所神奈川県警察本部高速道路交通警察隊52トン(27トン)
新東京運輸9月14日5月18日20時9分頃首都圏中央連絡自動車道相模様原愛川インターチェンジ神奈川県警察本部高速道路交通警察隊54.6トン(29.6トン)