ロジスティクス日本通運は28日、鉄道・内航船双方の輸送に対応した、12フィートコンテナを開発し、26日に帯広-大阪間で1回目の試験輸送を行ったと発表した。
このコンテナは、鉄道と内航船両方の輸送に対応可能で、荷物を積み替えることなく鉄道と内航船の輸送を相互にシフトできるのが特徴。これまで北海道地区では、生野菜や青果物の収穫時期に通風コンテナが不足していたことから新たに開発。災害時の列車運休などによるBCP対策としても利用が可能だという。
試験輸送では、顧客から集貨した貨物を苫小牧港までトラックで持ち込み、苫小牧港から東京湾まで海上輸送で移送、東京港から東京ターミナルまでは再びトラックで運び、東京から大阪府吹田市の吹田貨物ターミナルまで鉄道輸送、同ターミナルから納品先までをトラックで配達した。
試験輸送の結果が良好だったことを受け、11月末までに145基を導入する。