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テイカ、大型蓄電池電解液の生産設備完成

2017年3月7日 (火)

荷主化学メーカーのテイカはこのほど、岡山市東区の既存工場敷地内に12億円を投じて建設していた電解液製造設備を完成させた。

経済産業省の「再生可能エネルギー余剰電力対策技術高度化事業費補助金」を受けて新設された設備は鉄骨ALC造・4階建て、延床面積は1500平方メートル。

新設備の大型蓄電池用電解液の生産能力は年産1万2000立方メートルで、安定した電力を得られないことが課題となっている再生可能エネルギー問題に対し、大型蓄電池の供給拡大が見込まれることから、大型蓄電池電解液を供給して需要の取り込みを図る。

これまで蓄積してきた高純度合成技術を応用し、大型蓄電池に使用可能な新規電解液の製造試作を重ねた結果、一定のメドが立ったとして昨年、電解液製造設備の工事を開始、2月28日に竣工した。新設備の稼働に伴い、2020年度に数十億円規模の売上増加を見込む。