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日本フードサービス協会調べ

2月の外食市場、うるう年の前年上回る

2017年3月28日 (火)

調査・データ日本フードサービス協会が27日まとめた2月の外食産業市場動向調査結果によると、2月の全体売上は好調で、うるう年の前年を上回った。

同月はうるう年だった前年に比べ営業日数が1日少なかったほか、祝日が土曜日と重なるなどの影響があったにもかかわらず、FFの堅調などもあり全体売上は1.8%と6か月連続して前年を上回った。

また、初めて実施された「プレミアムフライデー」については、都心部の居酒屋など一部で集客にプラスだったが、「効果はまだ限定的」。

このうちファーストフード業態の売上は4.6%の増加で、「洋風」は期間限定商品などプロモーションが奏功し7.2%増。「和風」は店舗数の増加と新メニューの投入による客単価上昇で1.4%増加。「麺類」は店舗数の増加、CM放映効果などで3.3%増。「持ち帰り米飯・回転寿司」は恵方巻販売の好調と、回転寿司で価格が高めの商品を増やしていることなどから2.5%増。「その他」は、カレーが期間限定商品などで客単価を上げ2%増となった。

ファミリーレストラン業態はおおむねどの業種も営業日数減と土曜日が少ない曜日周りの影響で客数が減少。売上は「洋風」1.7%減、「和風」3%減、「中華」1.8%減と前年を下回った。一方、2月9日に「肉の日」キャンペーンを行った「焼き肉」は集客が好調で、店舗数増もあり3.3%増加。

パブ・居酒屋業態は2月後半から客足増の兆候が見られる。このうち「パブ・ビアホール」は、店舗増もあって5.5%増。「居酒屋」は引き続き店舗減のため4.7%減となったが、都心部の一部ではプレミアムフライデーの集客に奏功した店もあった。

喫茶業態は季節メニューや店舗キャラクターにちなんだ販促が奏功し既存店が好調、0.6%増加した。