生産性革命へ｢商品価格の物流費明確化｣必要

話題日本生産性本部は14日、同本部が事務局を務める有識者会議「経済成長フォーラム」がこのほど、流通・運輸サービス業を中心とした生産性革命のための提言をまとめたと発表した。

提言はサービス産業の生産性向上に重要な位置を占める「流通・運輸サービスの生産性向上策」をまとめたもので、バーコード・二次元コードによるトレーサビリティの強化、ICタグによる最適なサプライチェーンの構築など、ICTを活用した生産性向上の必要性を訴えている。

また、物流業では消費者が価格の違いによる受け取り方の選択肢を増やせるよう商品価格の「内訳の明確化（アンバンドリング）による物流費用の明確化と多様化」が必要だと指摘。さらに「中小企業経営者の年齢で最も多いのが66歳」だとして、今後5年間、集中的に転業や廃業の支援を行うよう求めた。

同フォーラムはこの提言をもとに、6月22日14時から東京都内でシンポジウムを開催することにしている。

■シンポジウムの詳細
URL：http://www.economic-growth-forum.jp/symposium/