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物流連の業界インターンシップに学生130人参加

2017年9月19日 (火)

ロジスティクス日本物流団体連合会(物流連)は19日、4回目となる「物流業界インターンシップ」を今月4日から8日までの5日間にわたって開催し、130人の学生が参加したと発表した。

物流業界インターンシップは「学生が普段見ることができない物流現場での業務体験を通じて、物流業の社会的重要性や先進性に対する理解を深め、業界の魅力を感じてもらうとともに、自己の職業意識の育成を図る機会を提供する」ことを目的に、2014年9月から毎年この時期に5日間のインターンシップを行っている。

初日の午前中はオリエンテーション、物流業全般の基礎知識習得のための講演会に続き、参加企業32社が構えるブースに学生が自由に訪問できる業界研究セミナー全7クール(1クール30分間)が行われた。学生は興味のある企業ブースを訪れ、翌日以降訪問する企業ブースでの注意事項などの確認が行われた。

2-4日目は企業訪問・体験期間で、各社の物流拠点で見学、座学、現場体験業務、座談会、ビジネスシミュレーションゲームなど、工夫を凝らしたカリキュラムが展開された。最終日は午前中に国土交通省物流政策課の平野企画官が、「物流政策の推進体制」や「物流を取り巻く状況変化」「新たな総合物流施策大綱と施策例」「震災時の支援物資輸送」について講演。聴講した学生との間で物流の業界の趨勢、IoTなどの新技術の活用による物流革命をテーマに活発な質疑があった。

講演後はインターンシップ4日間で習得した知識を持ち寄り、参加学生間で物流業をテーマとした企画提案型のグループワークが行われた。午後の座談会では、参加企業若手社員との交流の場として、物流いいとこみつけ隊を含む参加企業のスタッフ44人が、1-2人で学生5人程度を担当する座談会をローテーションで6回行い、一人ひとりの学生の質問に応答、交流を深めて5日間の全日程を終了した。

参加学生からは、インターンシップを通して実際に物流施設を見学・体験することで物流業への理解が深まる良い機会になった、との声が寄せられた。

今後は物流業界インターンシップの継続事業として、来年1月に予定される「第4回物流業界研究セミナー」の開催に向け、準備を進めていく。