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8月の外食市場売上、12か月連続増加

2017年9月26日 (火)

調査・データ日本フードサービス協会が25日発表した外食産業市場動向調査結果によると、8月は東京で21日間連続降雨を記録するなど、東日本・北日本は日照時間が少なく低温の日が続き客足に影響したものの、各社のキャンペーンの集客努力もあり、リオ・オリンピックの開催で外食需要が低調だった昨年と比べると客足は上回り、全体売上は3.5%増と12か月連続で前年を上回った。

ファーストフード業態(4.9%増)は、「洋風」は地域対決キャンペーンなどのメニュー企画が奏功し8%増。「和風」は朝食の新メニューやセットメニューが好評で客単価上昇、1.4%増となった。「麺類」は夏の新メニューで集客が増え、店舗数増もあり、5.1%増加した。

「持ち帰り米飯・回転寿司」は、店舗減や天候不順で0.3%減。「その他」はアイスクリームがゲームアプリとのコラボキャンペーンで客数を伸ばし5.5%増となった。

ファミリーレストラン業態(2.1%増)は、「洋風」が天候不順で客数が伸び悩んだものの、フェアやサイドメニューの販促で客単価が上昇したところがあり1.5%増。「和風」は繁忙期であるお盆の時期の雨が客足に影響し1.1%減。「中華」は「お得な会員カードキャンペーン」などが奏功して3%増。「焼き肉」はお盆の時期の集客が好調で9.1%増加した。

飲酒業態は、「パブ・ビアホール」がビアガーデンなど季節店舗は天候不順の影響で不調だったが、サッカーなどスポーツイベントで集客した店があり1%増。「居酒屋」は依然店舗減の影響が強く1.3%減となった。

ディナーレストラン業態は、首都圏などで気温の低い日が続いたことから、鉄板焼きなど温かいメニューが売れ6.2%増。喫茶業態は、天候不順で客数が伸び悩んだものの、国産食材や増量を訴求した夏物ドリンクが好評で客単価を押し上げ2.2%増加。