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冷食業界、自然冷媒の割合17.7%へ上昇

2017年11月13日 (月)

ロジスティクス日本冷凍食品協会は13日、業界全体の2016年のエネルギー消費原単位が前年から1.8%減少し、目標の1%を上回ったと発表した。

同協会では、冷凍食品業界の「第二次環境自主行動計画」に取り組んでおり、フォローアップ調査の結果、16年は「毎年、前年比1%削減」を掲げるエネルギー消費原単位が1.8%減少した。

この結果について、協会は「高効率冷凍設備の導入、廃棄ロスの低減など生産工程における効率化、工場、事務所でのLEDの活用など省エネの励行による結果」と説明している。

また、「20年までにHCFCの比率を50%程度まで引き下げ、30年までに全廃」を掲げる冷媒については、冷媒工場内で使用している凍結機、冷蔵庫・冷凍庫を対象として調べた結果、CFCが構成比0.2%で0.6ポイント低下、20年に生産中止となるHCFCは構成比64%で前年比2.5Pの低下となった。HCFC、CFCはともにオゾン層破壊物質、HFCは「代替フロン」とされている。

自然冷媒の割合は前年の16.4%から17.7%へ上昇し「自然冷媒への転換」が進んでいるとの見方を示した。

廃棄物対策廃棄物の再資源化率は全体で90%となり、前年からやや低下したものの、基準年の97年との比較では「すべての種類」で大幅に向上している。