フード冷凍宅配食サービスを展開するナッシュ(大阪市北区)は10日、宅配サービスを2018年に始めてから4年で累計販売食数が3000万食を突破したと発表した。
新型コロナウイルス禍を機に家で食事をする機会が増えたことや、食品ロスを減らすために冷凍食品を活用することが有効との考え方が広がったことが追い風となったという。
日本冷凍食品協会のことし4月に発表した冷凍食品の利用頻度調査では、冷凍食品を月1回以上利用する人は、女性が2018年の80.9%から87.7%に、男性も78.7%から85.1%へと増加傾向が続いている。外食産業が通常営業に戻りつつある現在も冷凍食品の利用頻度は増加し、定着傾向にあるという。
同社の月間販売食数も、緊急事態宣言が発令していた21年5月とことし5月を比較すると1.7倍の伸びを見せている。