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UPS、深センにアジア域内ハブ開設、貿易拡大に対応

2010年5月27日 (木)

ロジスティクスUPSはこのほど、アジア太平洋地域の小口・重量貨物輸送のスピードアップを図るため、深セン宝安国際空港に深センアジア域内ハブを開設した。UPS深センハブは香港に近接した戦略的な珠江デルタ地域に位置し、中国・アジア太平洋地域全体での輸送効率向上を図る。

 

敷地面積は8万9000平方メートルで、初期投資として1億8000万米ドル(約166億円)を投じた。ハブの小口貨物仕分け能力は、1時間あたり1万8000個から3万6000個に拡大可能。

 

また、厳格な貨物検査に対応しながらスピードや効率性も追求する狙いで、深セン税関の協力で通関プロセスを強化するとともに、出荷申告、検査、引き渡しを通じた監視体制を実現するリスク管理システムを共同開発した。香港と深センハブ間の輸送を促進するため、香港-深セン間の幹線道路向けにエクスプレス国際通関が導入され、香港空港との間の輸送時間の短縮とコスト節減が可能になった。