メディカル味の素は4日、韓国ジェネクシン社(京幾道城南市)との合弁会社「味の素ジェネクシン社」が28億円(350億ウォン)を投資し、韓国仁川広域市経済自由区域にバイオ医薬品の製造に用いる医薬、医療用培地生産の新工場を建設すると発表した。新工場は2014年7月に稼働を開始する計画。
新工場では、味の素グループの技術と最新設備の導入に加え、GMPに準じた品質管理と品質保証体制を構築し、高品質の培地の供給を行う。
世界の培地市場は1000億円規模とみられており、アジアでも今後需要の急増が予想されていることから、培地の一大消費地である韓国で培地生産の新工場を持ち、同国で初めて顧客ニーズに応じたカスタム培地の生産を行う。
培地の重要原料であるアミノ酸をグローバルに供給している味の素グループ各社と連携しながら、培地を供給する。