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味の素、インドネシアで香粧品素材工場が稼働

2014年4月22日 (火)

メディカル味の素は21日、子会社の「ラウタン味の素・ファイン・イングリーディエンツ社」が、3月からアミノ酸を原料とするパーソナルケア製品用途の香粧品素材の生産工場を完工、本格稼働を開始したと発表した。

これにより、同社グループ全体の香粧品素材の供給能力を現状の1.3倍に拡大し、アジア地域を中心とする成長市場に向け、グローバル供給体制の確立を目指す。

新工場の生産開始により、同社グループの香粧品の生産拠点は、国内2工場(川崎工場、東海工場)に加え、ブラジルで主に湿潤剤を製造するリメイラ工場と合わせて4拠点体制が整った。新工場で生産した香粧品素材の販売は味の素グループが行い、インドネシア国内向けのみ、現地合弁相手のラウタンルアス社が販売する。

香粧品素材のグローバル市場は35兆円市場で、年率5%程度の成長が見込まれており、アジアとラテンアメリカ市場が成長をけん引している。同社では、2020年にこの2市場が世界シェアの4割を占めるとみている。