ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱レイヨン、ASEAN地域で炭素繊維事業を検討

2013年9月12日 (木)

アパレル三菱レイヨンは10日、タイのPTTパブリックカンパニーと共同で、ASEAN地域で炭素繊維事業を検討すると発表した。

9日、炭素繊維、炭素繊維複合材料事業のグローバルな強化拡大を図るため、PTT社とASEAN地域で炭素繊維、炭素繊維複合材料事業の検討を共同して行う覚書を交わした。

同社とPTT社は、ASEAN地域で今後の炭素繊維需要の増加を見通し、中でも自動車関連産業の発展したタイを次期設備投資の戦略的拠点として検討。共同で自動車、天然ガス、再生可能エネルギー、土木、インフラ向けの炭素繊維複合材料の成形品をターゲットとする。

両社は、ASEAN地域の炭素繊維複合材料の売上高が2020年までに1000億円(300億タイバーツ)に達するとみており、共同検討を通じて炭素繊維の潜在需要を評価するとともに、タイで炭素繊維、炭素繊維複合材料の生産設備投資を行うかどうかの予備調査を行う。自動車部品、圧力容器に関する需要調査から検討を開始し、12月末までに検討結果をまとめる考え。