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農水省、中国への米輸出拡大へ「くん蒸」倉庫公募

2010年12月27日 (月)

行政・団体農林水産省は、中国への米輸出拡大を図るため、国で「くん蒸倉庫」の登録に必要なカツオブシムシ類のトラップ調査を実施する。これに伴い、同省は24日、トラップ調査を実施する倉庫業者の募集を行うと発表した。

 

農水省では「日本産米は国際価格と比べて価格が高いものの、品質の差別化により輸出拡大の可能性がある」として、富裕層人口が多い中国への輸出増加を見込んでいる。

 

中国への米輸出は、指定精米工場での精米と登録くん蒸倉庫でのくん蒸が義務付けられており、施設の指定・登録には一定期間トラップ調査を行い、カツオブシムシ類の発生がないことを確認する必要がある。

 

しかし現在、国内には登録くん蒸倉庫が1か所しかないことから、施設の数を増やすことで現行の検疫条件の下で中国への輸出数量の増加に対応できるため、中国向け精米のくん蒸を行うために登録を予定している倉庫で、国がトラップ調査を実施することにしたもの。

 

トラップ調査は倉庫で、誘引剤を用いたフェロモントラップを設置し、カツオブシムシ類が発生していないことを確認する調査で、2010年度は今回募集して選定する倉庫で、国が委託をした業者によるトラップ調査を実施する。

 

■詳細は下記URLの募集要項を参照。
http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/boueki/pdf/101224-01.pdf