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舞鶴事業所で建造

JMU、8万DWTバルクキャリアーの最終船を引渡し

2014年3月26日 (水)

荷主JMU、8万DWTバルクキャリアーの最終船を引渡しジャパンマリンユナイテッド(JMU、東京都港区)は25日、舞鶴事業所(京都府舞鶴市)で建造していた中国・光明海運系のクアンミン・リベリア社向け8万DWT型のばら積み貨物船「KMシャンハイ」(光明上海)を引き渡した。

KMシャンハイは、舞鶴で100隻を越える建造実績があるパナマックス・バルクキャリアーで、同社8万DWTバルクキャリアーの最終船となる。

プロペラ前後に装備した独自の省エネデバイスとして「SSD」「サーフバルブ」のほか、新船首形状となるレッジバウを採用。これにより、あらゆる載貨状態での実海域性能を向上させ、燃料消費量の削減とCO2排出量の低減に成功している。

従来の同面積の舵と比べ、高い揚力を持つルーパス舵を採用し、操縦性能を低下させることなく舵を小型化したことで大きなカーゴスペースを確保した。ホールド容積はパナマックス・クラスの中で最大水準となっている。

居住区画は、数値シミュレーションによる解析と起振機による振動実験を実施し、振動を低減。ISO標準と比べて十分に低い振動レベルとし、快適な居住性能を実現した。

■主要目
全長:225メートル
幅:32.26メートル
深さ:20メートル
喫水:14.407メートル
総トン数:4万2699総トン
載貨重量トン数:8万545トン
主機関:MAN-B&W 7S50MC-C type diesel engine
定員:25人
航海速力:14.6ノット
船級:ABS