国際欧州連合(EU)理事会は24日、アルメニア産品に対する一時的な貿易自由化措置を正式に採択した。アルメニアの対EU輸出の80%を対象に輸入関税を停止し、ロシアによる貿易制限で影響を受けた同国の輸出先多角化を後押しする。措置はEU官報への掲載翌日に発効し、2年間適用する。
ロシアは2026年5月以降、アルメニア産の酒類、ミネラルウォーター、果物、野菜などを対象に輸入や通過輸送に関する制限を導入しており、従来の輸出市場や物流ルートに影響が出ている。今回の措置では、農産品を含む幅広い品目の従価税を停止し、一部農産品については関税割当の範囲内で無税とする。対象には、ロシア向け生鮮果実・野菜・植物輸出の99%、飲料・酒類輸出の91%超に相当する品目が含まれる。
優遇措置の適用には原産地規則の順守やEUとの行政協力、EU産品への新たな貿易制限を導入しないことなどが条件となる。アルメニア産品の輸入がEU域内の生産者に悪影響を与えた場合には、EU側がセーフガード措置を発動できる仕組みも設ける。
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