国際欧州連合理事会は2日、ロシアによる貿易制限で影響を受けたアルメニアを支援するため、同国産品の輸入関税を一時的に停止する規則案を支持した。アルメニアからEUへの輸出品の8割程度を自由化し、ロシア向けに依存してきた農産物や飲料などの販路転換を後押しする。
対象には、関税割当が設定されている一部農産物も含む。EUによると、対象品目は、アルメニアの従来のロシア向け輸出実績を基準にすると、生鮮果実、野菜、植物の99%近く、飲料・酒類の91%超をカバーする。ロシアの規制で輸出や通過ルートが混乱するなか、EU向けの代替輸送・販売経路を確保する狙いがある。
措置は規則の発効から2年間適用する。アルメニアによる原産地規則の順守やEUとの行政協力、EU産品への新たな貿易制限を導入しないことなどが条件となる。輸入増加がEU域内の生産者に悪影響を与えた場合に備え、緊急輸入制限措置も設ける。
欧州議会が9月の本会議で修正せずに承認した後、理事会が正式決定する見通し。規則はEU官報への掲載翌日に発効する。
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