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全ト協調べ

保有50台以下の運送事業者、62%が営業赤字

2014年3月28日 (金)

ロジスティクス全日本トラック協会はこのほど、2012年度版の「経営分析報告書」をとりまとめ、公表した。11年10月から13年8月を対象に、運送事業者の経営環境を分析したもので、業界の大半を占める保有台数50台以下の事業者の62%が営業赤字となったことが分かった。車両10台以下に限ると、66%が営業赤字を計上していた。

運送事業収入(売上高)は1社平均1億8016万1000円で、前年度に比べて4.3%減少し、7年連続の減少となった。営業利益は2.1%減で6年連続の赤字。

全ト協では「2013年8月までのトラック運送業界では、輸送量は停滞し、安全・環境対策関連のコストに加え、軽油価格の上昇によるコスト増という厳しい事業環境に置かれ、多くの中小事業者が事業存廃の岐路に立たされているというのが実態」と説明している。