拠点・施設恵和(東京都中央区)は9月30日、和歌山県御坊市で、新製品向け設備や研究開発設備を導入するための土地の取得を完了したと発表した。環境適合型高機能フィルム「SUGORIA(スゴリア)」シリーズ用設備を導入し、全自動化による高効率・高品質なものづくりの実現を目指す。
取得した土地は、同社の技術・生産拠点「WTCⅢ」の隣接地に位置する更地で、面積は3万6671.73平方メートル。8月28日に契約を締結し、9月28日に引き渡しを受けた。取得資金には自己資金を充て、取得額は非開示としている。研究開発力の向上に向け、MVP(Minimum Viable Product)用設備も導入する計画だ。土地取得による今期業績への影響は軽微としている。
同社は同日、PFAS(有機フッ素化合物)フリーをはじめとする環境適合型高機能フィルムを、新ブランド「SUGORIA」シリーズとして展開すると発表した。同社が培ってきた光拡散や輝度向上などの性能に加え、耐熱性、UV耐候性、傷つき防止、防汚、飛散防止、出光方向制御、色度制御など、用途に応じた機能を提供する。PFASフリーなどによる環境負荷の低減も特徴とする。
従来の液晶ディスプレイ(LCD)向け製品にとどまらず、有機ELディスプレイ(OLED)やヘッドアップディスプレイ(HUD)など、幅広いディスプレイ分野への展開を目指す。自動車、医療、ライフサイエンスなどの他分野にも展開し、環境性能と高機能性の両立を図る。
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