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出光、中国・成都市に有機EL材料工場建設

2018年12月4日 (火)

拠点・施設出光興産は3日、中国での有機EL材料のさらなる需要拡大に備え、成都市内に有機EL材料製造工場を建設すると共に、顧客への技術支援を強化すると発表した。

近年、スマートフォンや大型テレビなど多くの製品に有機ELディスプレイの採用が進んでいるが、中国では政府が推進するディスプレイ産業の振興政策を背景として、大手ディスプレイメーカー各社による有機ELディスプレイ製造設備への投資が加速しており、今後、有機ELディスプレイ生産国として「著しく成長する見込み」となっている。

同社は、2007年に静岡県御前崎市に、12年に韓国京幾道パジュ市に有機EL材料工場の稼働を開始し、これまで主に韓国の顧客向けに材料を提供してきた。今回、中国顧客への材料の安定供給を行うため、中国内に有機EL材料の製造工場を建設することとした。

同拠点は、日本、韓国に次ぐ、同社第3の製造拠点となる。2019年度第4四半期から商業生産を開始する。

■工場概要
名称:出光電子材料(中国)
所在地:中国四川省成都市
敷地面積:1万4600平方メートル
装置能力:12トン/年
着工予定:2018年12月
竣工予定:2019年11月