M&A損害保険ジャパン(東京都新宿区)と兼松、韓国のオートノマスA2Z(A2Z)は5日、日本国内での自動運転移動サービスの社会実装に向けて協業を開始すると発表した。第1弾として、兵庫県豊岡市の「豊岡市自動運転バス実証運行事業」に3社で参画し、城崎温泉街で自動運転バスの運行体制や安全管理、事業化に向けた検証を進める。
実証では、兼松が事業全体を統括し、自治体や関係機関との調整、A2Z製車両の国内導入、保守体制の構築などを担当する。A2Zは自動運転レベル4対応車両「ROii」と自動運転ソフトウエア、管制システムを提供し、日本の道路環境や気候、法規制に合わせた車両改造やシステム調整を行う。損保ジャパンは、自動運転向け支援サービス「SOMPO ALCS」を通じ、リスクアセスメントや緊急時対応体制の構築、自動運転専用保険、整備工場網の構築支援などを担う。
3社は、車両調達やシステム構築から運行管理、リスク対策、保険までを一体で提供する体制を構築し、自治体や交通事業者による自動運転導入を支援する考えだ。
豊岡市での実証で得た走行データや運用ノウハウは、今後の他地域への展開に活用する。中山間地域や観光地など、路線バスの減便や廃止で移動手段の確保が課題となる地域を対象に、3社共同で提案を広げ、レベル4自動運転サービスの早期導入を目指す。
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