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自動運転実現目指しワンストップサービス提供開始

2021年12月8日 (水)

サービス・商品電子部品専門商社のマクニカ(横浜市港北区)と芙蓉総合リース、芙蓉オートリース、損害保険ジャパン(東京都新宿区)は8日、共同で開発した自動運転実装ワンストップサービスの提供を始めると発表した。

自動車事故の削減をはじめ、ドライバー不足への対応、高齢者等の移動手段の確保、CO2削減など、交通にかかる多くの社会課題を抱えている。自動運転技術の活用は、これら多くの課題を解決するソリューションとして期待が集まっている。

しかし、自動運転の実装には自動運転車両の走行に関する高度な専門技術と知識が不可欠であるほか、高額な設備投資も発生する。国内においては、自動運転車両のメンテナンスや搬送の体制、事故発生時の責任関係の複雑さも課題だ。

このたび、マクニカなど4社はそれぞれ保有する強みを組み合わせることで、自動運転車両の活用提案から実装・運用までのプロセスをトータルで支援する「自動運転実装ワンストップサービス」を共同で開発した。

マクニカは、自動運転技術の知見やコンサルティングの経験をベースに、実証実験の企画立案から自動運転の実装作業、オペレーションまで、顧客をトータルでサポート。世界中のネットワークを生かして、顧客ニーズやユースケースに合わせた自動運転ソリューションを提供する。

芙蓉リースグループは、自動運転実証実験支援サービスプログラムを提供。自動運転車両リースの事業基盤と保有する整備工場ネットワークを活用することで、実装時の自動運転車両向けメンテナンスリースを新たに提供する。損保ジャパンは、安心・安全な自動運転導入をサポートするインシュアテックソリューション「Level IV Discovery」を開発中だ。

▲自動運転実装ワンストップサービスのスキーム(出所:マクニカ)

今回の4社による協業を通じて、導入エリア・走行ルートに対する自動運転リスクアセスメントを提供するほか、自動運転専用保険プランやロードアシスタンスサービスといった運用を実施するうえで必要なサービスを提供する。