国際物流ロボット向けAIを開発するセリアクト(ドイツ)と、欧州でファッションEC(電子商取引)を展開するザランド(同)、シーバ・ロジスティクス(フランス)は7日、ドイツ・グレーヴェンとポーランド・シフィエボジンの物流拠点で、AIを活用した返品処理の自動化を開始したと発表した。シーバ・ロジスティクスがセリアクトの双腕ロボットを導入し、ザランド向けのファッション返品商品の把持、識別、仕分けを自動化する。欧州で返品自動化を拡大する取り組みの第1段階に位置付ける。
システムにはセリアクトのフィジカルAI基盤「Cortex」を採用。返品商品は荷姿や状態が一定せず、従来型ロボットでは事前登録したSKUや固定条件への依存が課題となりやすい。Cortexは、事前登録していない商品でも把持、識別、仕分けを行うとしており、商品ごとの個別設定を不要とする。
導入形態はRaaS(Robotics-as-a-Service)で、シーバは反復性の高い作業をロボットに移管する一方、従業員をステーション監視、例外処理、品質管理などに振り向ける。返品処理では物量変動や季節性、手作業による品質確認、商品価値の低下などがコスト増につながるため、自動化によって処理品質の安定化と手作業工程の削減を狙う。
ザランドは2026年7月、セリアクトのシリーズBラウンドに戦略投資家として参加した。3社は今回の稼働を足掛かりに、欧州の物流ネットワークでAIを用いた返品処理の展開拡大を進める。セリアクトは26年にシリーズBで1億1600万ドルを調達しており、ザランドのほかイケア、DHL、アルヴァート、BMW、メルセデス・ベンツ、ダイムラー・トラックなどへの導入実績を持つ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集局にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集局直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集局
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。


































