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負債額1億5000万円

上野運輸梱包(群馬)が事業停止、TDB調べ

2014年4月9日 (水)

M&A帝国データバンク(TDB)は9日、上野運輸梱包(群馬県榛東村)は3月31日までに事業を停止し、事後処理を天田昭夫弁護士(前橋市大手町)に一任、前橋地裁に破産申請する予定と発表した。

同社は1988年4月創業、92年7月に法人改組した貨物自動車運送業者。前橋市内に生産拠点を保有する大手電力機器・装置メーカーを主力得意先として、関西方面を中心とする変電設備などの中・長距離輸送を主体に手掛け、08年12月期には売上高2億2000万円を計上していた。

しかし、リーマン・ショック後、受注は漸減傾向を辿り、12年12月期の売上高は1億5000万円に減少。受注減少や燃料費高騰などで不採算経営を余儀なくされる中、過去の車両導入などを目的として借り入れた金融債務が重く、資金繰りはひっ迫。加えて、13年7月には前代表・上野貞二氏が逝去。以降、同氏の妻である上野範氏が代表を務めていたものの、先行きの見通しが立たないため事業継続を断念し、今回の事態となった。負債は1億5000万円。