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負債1億円の見込み、自己破産申請の方向

ナカバ運輸(東京)が事業停止、TDB調べ

2014年3月10日 (月)

M&A帝国データバンク(TDB)によると、ナカバ運輸(東京都八王子市)は5日に事業を停止し、事後処理を古川健太郎弁護士(同)ほか3人に一任した。今後、自己破産を申請する方向。

同社は、1966年9月に設立された一般貨物自動車運送会社。大手食品メーカーの下請として、自社の専用車で冷凍食品や冷蔵食品を関東一円に配送し、12年3月期の売上高は2億6400万円を計上していた。

しかし、単価の下落もあり、13年3月期の売上高は2億5100万円にとどまり、度々最終欠損を計上していたことで債務超過に転落していた。さらにことし1月に当時の代表が逝去したため、妻である現代表が経営に当たったものの、事業継続を断念した。帝国データバンクでは「負債額は1億円の見込み」としている。