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JR貨物、長編成列車の福岡延伸工事が竣工

2011年2月16日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、鹿児島線北九州貨物ターミナル駅-福岡貨物ターミナル駅間の貨物列車の長編成化(コンテナ貨車26両、1300トンけん引)に対応する工事が竣工し、3月12日のダイヤ改正から長編成列車の運転を開始すると発表した。

 

長編成列車は東海道線、山陽線の輸送力増強事業が完了しており、現在は東京から北九州までの間で1300トン列車を運行している。今回の事業が完成することで、東京から北九州までのメインルートの太い「背骨」が、福岡まで延伸され、輸送力が大幅にアップする。

 

工事区間は北九州貨物ターミナル駅-福岡貨物ターミナル駅間の67.6キロメートルで、北九州貨物ターミナル駅の着発線延伸、福間駅での待避線新設、福岡貨物ターミナル駅でのコンテナホーム改良、着発線延伸などの工事を行った。

 

工事により、鉄道コンテナ輸送力が年間約17万トン増強されるほか、モーダルシフトによる環境負荷の改善として、CO2の排出量が年間約3.2万トン、NOxの排出量が年間約27トン削減される。事業費は27.5億円。

 

3月12日のダイヤ改正から、同事業区間に下り9本、上り9本、合わせて18本の1300トン列車の運転を開始する。