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国交省、ASEAN対応の港湾施設維持管理ガイドラインが完成

2011年2月17日 (木)

ロジスティクスASEAN諸国の現状・事情を踏まえた港湾施設の戦略的維持管理ガイドライン完成を前に、国土交通省港湾局は21、22の両日、マレーシア・クアラルンプールで「第8回日ASEAN港湾技術者会合」と「港湾施設の戦略的維持管理セミナー」を開催する。

 

ガイドラインの作成は、日ASEAN交通連携プロジェクトの一つである「港湾技術共同研究プロジェクト」として、2008年度から3年かけて取り組んでいるもので、今年度は3か年の最終年度にあたる。

 

21日に開く日ASEAN港湾技術者会合では、カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナムの港湾施設維持管理の専門家、日本の港湾施設維持管理の専門家として、北海道大学大学院工学研究院の横田弘教授、港湾空港技術研究所の古市正彦特別研究官、岩波光保構造研究チームリーダーらが参加する。

 

また、22日には港湾施設の戦略的維持管理セミナーを開催。港湾技術者会合参加者のほか、マレーシアの港湾関係者約30人が参加、港湾構造物の戦略的な維持管理、点検・劣化予測・性能評価に関する最新動向、鋼構造物の防食に関する最新動向、マレーシア・クラン港での港湾開発上の技術的課題――などのテーマを掲げる。