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資源エネルギー庁、沖縄でサウジアラビアとの共同PJ開始

2011年2月17日 (木)

行政・団体資源エネルギー庁は17日、サウジアラビア国営石油会社(サウジアラムコ社)と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が原油タンク賃貸借契約などを締結していた共同プロジェクトについて、23日に沖縄石油基地(沖縄県)に第1船(約30万キロリットル)が入港すると発表した。これにより、サウジアラビア原油の貯蔵がスタートする。

 

プロジェクトは2007年4月に日本からサウジアラビアへ提案したもので、昨年6月14日に資源エネルギー庁とサウジアラムコ社との間で基本合意していた。具体的には、日本側がサウジアラムコ社に約60万キロリットル分の原油タンク(沖縄石油基地)を貸与し、サウジアラムコ社はタンクに自国原油を蔵置、商業的に活用する。

 

このプロジェクトにより、日本は石油の供給不足などの緊急時に、貯蔵原油の優先的な供給を受けられることとなり、サウジアラビアとの戦略的関係強化も期待されている。