フード高知食糧(高知市)は18日、本社敷地内で総事業費20億円を投じ、「次世代型精米工場新築および総合物流拠点再構築事業」を始動すると発表した。新工場は2027年秋ごろの完成を予定し、精米の製造能力を現在の月産500トンから1200トンへ2.4倍に引き上げる。倉庫改修や先端物流設備への投資も進め、地域への食の安定供給を目指す。
新工場は鉄骨造2階建てで、高さ17メートル、幅29メートル、奥行25メートル。最新鋭のFAシステムやロボットパレタイザー、全自動集積包装機などを導入し、製造工程の自動化、省力化を進める。3トンの玄米タンク10基と3トンの混米タンク8基を設置し、工程管理は操作室の統合FAシステムで集中管理する。

(出所:高知食糧)
精米工程では、圧力分散型の最新精米機や近赤外線カメラを搭載した色彩選別機を採用。異物除去の精度を高め、生産量を拡大しながら品質の安定化を図る。無洗米には、ウルトラマイクロバブル水を利用して白米表面の微小なヌカを除去する「マイクロバブル製法」を導入する。
同事業では精米工場の新築に加え、総合物流拠点を再構築する。自社のお米の研究室「ライスラボ」の知見も活用し、地域農業の活性化や食育、ブランド米の創出など地域との連携を強化する。
高知食糧は17日に新工場の起工式を実施。1953年の設立以来、高知県を中心に米穀卸売業を展開しており、今回の事業を通じて地域への食の安定供給と持続可能な地域社会の成長を目指す。
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