財務・人事トランコムが24日に発表した2014年3月期決算は、ロジスティクスマネジメント事で大型案件を獲得したほか、物流情報サービス事業でも専属車両を増やすなど、自社の強みを活かした営業展開によって、売上、利益ともに堅調に拡大した。
物流情報サービス事業で、空車情報の確保に苦戦したものの、情報センターの成約件数が増加し、貨物輸送量の増加による輸送ニーズの高まりを受けて運賃単価も上昇。インダストリアルサポート事業では、13年2月に全株式を取得してグループ化したスマイルスタッフが大きく寄与した。
また、ロジスティクスマネジメント事業で4月から稼動する大型案件の立ち上げ先行費用の計上などがあったものの、物流情報サービス事業で、運賃単価の上昇、営業スタッフがコア業務に集中できる体制を構築し、情報収集の効率化に取り組んだことで営業利益も17.1%増の49億9900万円に伸ばした。
[トランコム]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
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売上高 | 99,515 | 88,202 | 12.8% |
営業利益 | 4,999 | 4,268 | 17.1% |
経常利益 | 4,844 | 4,103 | 18.1% |
当期純利益 | 2,792 | 2,346 | 19.0% |