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双日、千葉市に農業法人を設立、全国20haへ拡大目指す

2014年5月7日 (水)

産業・一般双日は7日、農業法人「マイベジタブル」を千葉市で4月1日に設立した、と発表した。マイベジタブルは今月から千葉市緑区の農場で生鮮野菜の栽培・販売を開始する。

東レ建設と茂広組が共同開発、特許を保有している設備を使用した「高床式砂栽培農法」を採用し、生鮮野菜の栽培を開始するもので、マイベジタブル、東レ建設、茂広組、グリーンファームの4社はこの農法を全国へ普及させるため、業務提携する。

将来的に全国の都市近郊で合わせて20ヘクタールまで農場を拡大し、複数の農場を保有して通年の供給体制を構築する。旬の生鮮野菜の生産時期を各拠点で順番につなぐことにより、同一品質の生鮮野菜を常時、安定的に提供出来る仕組みを構築する。

高床式砂栽培農法は、ハウス内に高床式ベッドを敷設して土の代わりに砂を培地とする施設園芸農法で、連作で生じる生育障害を回避し、生育の高速化、食味や鮮度の向上、通年で安定的に栽培できるといったメリットがあり、生鮮野菜をニーズに合わせてタイムリーに栽培できる。

高床式ベッドを採用することで農作業の負担を軽くするとともに、場所を選ばず、新規就農者や高齢者、車椅子使用者が農作業に従事しやすくなる。